しばらく教室の前でぼーっとしてると、先輩がやってきた。 「ごめんな、待った?」 「いえ、全然!」 こんな会話だけ聞いてたら、まるでカップルみたいなのにな。 どうして先輩には想い人がいるんだろう。 「んじゃ行こ。 なんか、食いたいものある?」 _健斗が聞いてきた言葉と、一緒だ。 こんな時はなんて答えればいいんだっけ。 「…チョコバナナ、食べたい、です。」 「ん、おっけ。 行こ?」 そう言って私に微笑みかけてくれる先輩。 緊張よりかは、信じられない方が大きかった。