「気をつけ!礼」
「「始めます。」」
日直のかけ声で一時限めの授業がはじまった。
あれから私は連翔が気になって仕方がなかった。
私は、連翔の方をチラチラ見てみるけど相変わらずやる気がなくて
寝ていた。
このままじゃ、本当に留年しちゃうかも知れないのに....
「それでは...今日の授業は終了だ。」
いつの間にか授業が終わっていて、ノートは全然取れていなかった。
「百合~、ノート後で見せて?」
「え?あんたノートとってないの?珍しいじゃん。」
確かに何時もはノートをとりわすれることはないけど
今日は目標を書いただけ。
連翔のせいなんだから。
「全くさぁ、あんたは考え過ぎるからだめなんだよ。
頭を柔らかくしな。」
「うぅ...そうなのかな...?」
考え過ぎなのかな?
自分のことなのに全然分からないよ。
そんなことを二人で話している時、
「麻実ちゃん、ちょっと話があるんだけど...」
後ろから話しかけられた。
振り向くとそこには何時も爽やかで、学級委員の
益田 孝太郎(マスダ コウタロウ)君が立っていた。
「益田君、なにかな?」
特に目立たない私に話しかけてくるなんて
用事でもなきゃしないよね?
「今はいいにくいから...昼休みに校舎裏に来てくれないかな?」
そんなに話ずらいことことなのかな...
私、何かしたかな。
そうだったら謝らなきゃだよね。
「分かったよ。早めにいくね。」
「ありがとう。それじゃあ、またね。」
それだけいって益田君は廊下の方にあるいていった。
「へぇ、益田が呼び出しなんて珍しいじゃん。
告白だったりして?」
こ、告白!?
「益田君が告白なんてありえないよ」
私なんか可愛くないし、目立たないからね。
もし告白だったとしても私は......
「とにかく、行けば分かるよ。」
「ま、ガンバ~。」
私に何時も通り適当に返す百合。
本当、他人事としか思ってないんだもん。
そんなとこ百合の悪いところだよ。
とにかく、行けば良いんだ。

