「おはよ~」
「おはよ。ふぁ~...」
教室に入ると眠そうにしている百合がいた。
相変わらずの呑気さに朝から苦笑いしてしまう。
「夏野は?またおねんね?」
「おねんねって、赤ちゃんじゃあるまいし...」
「意味はおんなじだしいいじゃん。」
いっつも適当なんだって、そう思ったなのは何回目だろう。
「多分もう少しで来るとは思うんだけど...」
ドアの方を見ているとタイミング良くガラガラっと音を
立てながら開いた。
けど、そこに連翔の姿はなかった。
「夏野が喧嘩して停学なったらしいぞ!」
入ってきたのはクラスの男子。
今何て言ったの....?
連翔が停学?
何やってんの....
喧嘩はしないでって言ってたのに。
「麻実ちゃん、連翔、麻実ちゃんのために
喧嘩したらしいよ。」
横を見ると玲君がそう言っていた。
私のために喧嘩...?
なんで、私なんかただの幼馴染.....
連翔にとってはそんなの関係無いんじゃないの?
「玲君、どういうこと!?」
「詳しいことは分からないから連翔に直接聞いた方がいいよ。」
それだけ聞いて私は飛び出した。
途中先生に呼び止められていたけど、そんなの気にしていられなかった。
はぁはぁ...
ピンポーン
私は連翔の家のインターホンをならした。
早く出てきてよ、バカ連翔。
私は言いたいことも聞きたいことも沢山....沢山あるんだから。
ガチャ..
扉のあく音がした。
「連翔....っ」
「お前、なんでいんだよ!?」

