次の日、いつもより早く学校に着いた。

暇だなー、美冬はまだ来ないし。

青いファイルを手に、小さくため息をついた。

ゆうまくん、どこのクラスなんだろう。

同じクラスだといいのに。

はぁ、と大きなため息をついた。

「…のん。……花音!」

「?!美冬?」

「何回も呼んでるのに、無視しないでよー。今日は部活ないって言ったのに。」

「あれ?そうだっけ?」

そんなこと言ってたかな?