コートを着て、玄関に向かう。 ……寒いからブーツにするかな。 そう思い、玄関に座り込んだ時だった。 「……え?」 あたしの横に立つ、背の高い影に思わず声を上げる。 「……オレも行く。こんな寒くて暗い中、ひとりじゃ危ないだろ?」 さっき脱いだばかりのコートを来て、車のキーを手にする彼。 あたしを見て、優しく笑う。