翌日
学校に行く前にシロウのケージを少し掃除して、エサ、水、トイレを新しくする。
「シロウ、今日帰ったらリード買ってくるからね。」
シロウの頭をふわふわと撫でて
玄関に向かう。
「行ってきます!」
返事が帰ってくるわけでもないが……
なんとなく、この挨拶だけはしなければならないと思った。
何時もは重く感じる足取りだって今日はやけに軽やかで……
あの部屋に、自分の帰りを待つ人がいるって素晴らしい!とさえ思ってしまう。
「あー!家出たばっかだけど
シロウに会いたいなぁー」
授業をサボってしまっていいから、シロウに会いたい。
とにかく会いたい。
会って
モフモフして、ぎゅぅーってして、それでいっぱい甘えさせてやるんだ!
はぁー、と悶絶していると
「うっす!須藤。」
と背中を叩かれた。
「っいだ!」
痛みに背中を丸めると
「えっ?わりぃ、そんなに強くやったか?」
と背中をさすられた。
「おま、秋山ぁぁぁ!」
ギロッ!とクラスメートの秋山を睨むと、
「悪気は無いんだよぉ……」
と小さな声で言われた。
「悪気はなくてもこっちは女子なんだよ!
手加減しろ!」
ぎゃー、ぎゃー!と喚けば
「悪かったって!」
と両手を合わせられる。
ここまでされてしまえば、起こる気力も失せてしまう。
「ふ、ふんっ!次からは気をつけてよ」
帰ったらシロウに愚痴ってやる。
1人、そんな事を心に決めていると
「ほんとに痛かった?」
と秋山が悲しげな声で訊ねてきた。
「べっつにー」
学校へと向かうべくスタスタと歩く速度を早めると、秋山も同じくらいの速度でついてくる。
「ついてこないでっ!」
怒鳴るように秋山に言うと、彼はこの世の終わり、と言うような顔をして立ち止まった。
強く、言いすぎただろうか。
それならば、後で謝らないとなぁー
って、うん?
なんで私が悪いことになってるのかな?
いや、別に私は悪くないでしょうよ。
何故私が謝る必要があるのだろう。
私は絶対悪くないから謝らないもんね。
せっかくいい気分で家を出たのに、最悪な状態で学校へとつく。
「…………はぁ、シロウで癒されたい。」
ゴソゴソとカバンをあさり、携帯を取り出す。
靴を履きかえながら携帯の待ち受けをみやる。
「シロウ可愛いなぁ。」
ほぅ………とため息をつくと
「不幸になるよ」
と声をかけられた。
「ユミ!」
声をかけてきたのは小学校の頃から仲良くしているユミだった。
「昨日ね!念願のウサギ、飼いはじめたんだぁ!」
みてみてー!と待ち受けを見せると、がっ!と携帯を奪われる。
「あっ!ちょっとー」
「かわ、いい!何このふわふわした生物!」
名前は何?!本物が見たい!
と目を輝かせるユミに「今日来る?」と言えば、行く行くっ!とユミは嬉しそうに笑った。
「じゃ、帰りにリード買わなきゃいけないから手伝ってね」
靴を仕舞いながらユミに言えば、
「まっかしとけ!」
と自身の胸を叩いた。
学校に行く前にシロウのケージを少し掃除して、エサ、水、トイレを新しくする。
「シロウ、今日帰ったらリード買ってくるからね。」
シロウの頭をふわふわと撫でて
玄関に向かう。
「行ってきます!」
返事が帰ってくるわけでもないが……
なんとなく、この挨拶だけはしなければならないと思った。
何時もは重く感じる足取りだって今日はやけに軽やかで……
あの部屋に、自分の帰りを待つ人がいるって素晴らしい!とさえ思ってしまう。
「あー!家出たばっかだけど
シロウに会いたいなぁー」
授業をサボってしまっていいから、シロウに会いたい。
とにかく会いたい。
会って
モフモフして、ぎゅぅーってして、それでいっぱい甘えさせてやるんだ!
はぁー、と悶絶していると
「うっす!須藤。」
と背中を叩かれた。
「っいだ!」
痛みに背中を丸めると
「えっ?わりぃ、そんなに強くやったか?」
と背中をさすられた。
「おま、秋山ぁぁぁ!」
ギロッ!とクラスメートの秋山を睨むと、
「悪気は無いんだよぉ……」
と小さな声で言われた。
「悪気はなくてもこっちは女子なんだよ!
手加減しろ!」
ぎゃー、ぎゃー!と喚けば
「悪かったって!」
と両手を合わせられる。
ここまでされてしまえば、起こる気力も失せてしまう。
「ふ、ふんっ!次からは気をつけてよ」
帰ったらシロウに愚痴ってやる。
1人、そんな事を心に決めていると
「ほんとに痛かった?」
と秋山が悲しげな声で訊ねてきた。
「べっつにー」
学校へと向かうべくスタスタと歩く速度を早めると、秋山も同じくらいの速度でついてくる。
「ついてこないでっ!」
怒鳴るように秋山に言うと、彼はこの世の終わり、と言うような顔をして立ち止まった。
強く、言いすぎただろうか。
それならば、後で謝らないとなぁー
って、うん?
なんで私が悪いことになってるのかな?
いや、別に私は悪くないでしょうよ。
何故私が謝る必要があるのだろう。
私は絶対悪くないから謝らないもんね。
せっかくいい気分で家を出たのに、最悪な状態で学校へとつく。
「…………はぁ、シロウで癒されたい。」
ゴソゴソとカバンをあさり、携帯を取り出す。
靴を履きかえながら携帯の待ち受けをみやる。
「シロウ可愛いなぁ。」
ほぅ………とため息をつくと
「不幸になるよ」
と声をかけられた。
「ユミ!」
声をかけてきたのは小学校の頃から仲良くしているユミだった。
「昨日ね!念願のウサギ、飼いはじめたんだぁ!」
みてみてー!と待ち受けを見せると、がっ!と携帯を奪われる。
「あっ!ちょっとー」
「かわ、いい!何このふわふわした生物!」
名前は何?!本物が見たい!
と目を輝かせるユミに「今日来る?」と言えば、行く行くっ!とユミは嬉しそうに笑った。
「じゃ、帰りにリード買わなきゃいけないから手伝ってね」
靴を仕舞いながらユミに言えば、
「まっかしとけ!」
と自身の胸を叩いた。

