今日、ケモ耳飼います

キキィッ!


と、音を立てて車が止まった。

ふわんっ、と体が前につんのめり

「ぅおっと、」


と声が出た。


ケージに収まるシロウは少し驚いたようで、真っ白な耳をピンッ!と立て



周りをキョロキョロと見回していた。





「家に着いたぞー、シロウ連れて入れー。」



父さんはそう言うとシートベルトを外した。




「………も少し丁寧に車止めてよ
シロウが吃驚してんじゃん。」



ムスッとしながら、言うと父さんは



「わーりー!」



と言って、舌をペロッと出す。


可愛くないし、わーりー!でもないから。





「……ドア開けてよ。」



シロウのケージを抱えていては車のドアを半分しか開けられない。





「………お前なぁ。」




軽くため息を吐くと、父さんはドアを開けてくれた。



「シロウ〜、ここが、お前の家だぞ。」




少し前までは、独りで暮らしていた大きな家にシロウを連れて入る。







ふこふこ、ふこふこふこ……




シロウは興味津々!というように鼻を鳴らすと、ケージの中で暴れようとする。







「シロウ、暴れないでよ。
もうすぐおっきいケージに入れたげるから」



暴れかけるシロウを制するとしゅん……とシロウの耳が垂れ下がった。






なんと可愛い………。