君と…

HRが終わった途端康太くんが

「野球部のマネージャーやってくんねーかな」

と顔の前で手を合わせながら頼んできたのだ。

「でも、2年から入ると…」と困惑していたら

「いいじゃなーい、梨愛中学のとき野球部

のマネージャーやってたんでしょ?」と

後ろから声がしたので振り返るとそこには

千紗がいた。

「え、そうなのか、近藤?」

「ほんとよー!だから、使えると思うわよ」

と二人だけで話が進められて行く。

「最近さマネージャーやめちゃって、

続けてやってくれる人探してるんだよな。」

なんて子犬が捨てられたような顔されて

お願いなんてされたら断れない。

「いいよ…」と言うしかなかった。

もし、今の自分がこの時の自分に声かける

ことができるとしても、後押ししただろう。