外来が終わってどっと疲れがきた。
カルテを整理して立ちあがる。
目の前が歪んで暗くなった。
こめかみをぎゅっと押さえながら座る。
自分でもわかるほど脈が波打ってる……
速くなってる……
胃からなにか出てきそうな感じで吐き気がした。
トイレへ飛び出して便器に向かう。
気持ち悪い……
「オエッ……」
吐き気が止まらず戻してしまった。
昔悩んでたこの症状。
疲れがどっとたまった時に出るやつ。
これも全部心臓のせい。
口を洗面所でゆすいで一旦部屋に帰る。
まだ脈は落ち着いてない……
このままだとバレちゃう……!
「あ、柚姫見っけ」
今聞きたくない声が聞こえた。
「あれ?忘れてたなんて言わせないよ?」
「うぅ……」
やだー……
頑張って回避しよう……
「いま整理で忙しいから帰りいきます……」
「え?そうなの?手伝おうか?」
「いや、平気……大丈夫なので……」
「わわかったよー。俺の負け。なら帰りまた会おうな」
「あ、はい……」
そう自分は答えたけど……
心のどこかで嬉しく感じてたりして……
カルテを整理して立ちあがる。
目の前が歪んで暗くなった。
こめかみをぎゅっと押さえながら座る。
自分でもわかるほど脈が波打ってる……
速くなってる……
胃からなにか出てきそうな感じで吐き気がした。
トイレへ飛び出して便器に向かう。
気持ち悪い……
「オエッ……」
吐き気が止まらず戻してしまった。
昔悩んでたこの症状。
疲れがどっとたまった時に出るやつ。
これも全部心臓のせい。
口を洗面所でゆすいで一旦部屋に帰る。
まだ脈は落ち着いてない……
このままだとバレちゃう……!
「あ、柚姫見っけ」
今聞きたくない声が聞こえた。
「あれ?忘れてたなんて言わせないよ?」
「うぅ……」
やだー……
頑張って回避しよう……
「いま整理で忙しいから帰りいきます……」
「え?そうなの?手伝おうか?」
「いや、平気……大丈夫なので……」
「わわかったよー。俺の負け。なら帰りまた会おうな」
「あ、はい……」
そう自分は答えたけど……
心のどこかで嬉しく感じてたりして……