「詩音?どうしたの。ボーとして」

声の聞こえる方向を見たら、
友達の、

中音 美咲
が、不思議そうな顔で私を見ていた。

「あ、あぁ。考え事してたの」

良い子モード 良い子モード。

「そなの?考え事って…、さき家に帰っほうが良いじゃない?
下校時間過ぎてるよ」