「渡辺 詩音先輩ですか?」 男子生徒はそう話しかけてきた。 「あ、はい。そうですよ」 この男子生徒、 すでに、前から私の事好き的な? それで、話しかけてきた的な? 「ですよね」 男子生徒は一礼して、ドアの近くのイスに座った。 うん。 え!?あれ!? それだけ!? 『隣座っても良いですか?』って聞かれるのかと 思ったんだけど! 何か言われるとおもって期待してた 私、恥ずかしい!