Half of Race

父さんは着替える。と言って、自室に向かった。





僕は、もう少し制服を楽しんでいたくて中庭を歩く事にした。






「あ、なんか忘れてる気がする。」




庭に咲く薔薇を見ながら、つぶやく。




「……………いっか。思い出せないし。」




薔薇を眺め、歩くと「おかえりなさいです。」と声をかけられた。





「……ただいま。」



声をかけてきたのは庭師。


「いつまで、カラーコンタクト。してるんですか?


煩わしくないんですか?」





庭師に問われ、そういえばつけたままだ。と気が付く。




「そうだね、部屋に戻ったら外すよ。」




そう笑えば、「貴方がコンタクトをつけたままというのは珍しい。です」と言われる。





「そう?最初の頃とか結構やらかしてたよ。」







ふっ…と笑えば、「部屋に戻らなくていいのですか?」と聞かれる。





制服の心配をされているらしい。



「うん、そうだね。」




小さく頷くと、僕は部屋へと向かった。







「………学校、どうしようかな。」




流石に、目をつけられて、そのまま行くなんて………



根性ないし……
あーあ、鬱になりそう。