ユキヤナギの丘で、もう一度君を好きになる

コンビニで飲み物買い公園に着くと、子供たちに邪魔をされたくないからと、ハルは裏手の階段から丘へと上った。

私との時間を大切にしてくれていることが分かり、嬉しくなる。

まだ白い花の咲き誇るユキヤナギの前に、いつものように2人で座る。

「はい」

私の分も持っていてくれていたカフェラテを渡してくれる。

「ありがとう」

とりあえず、2人で乾杯をしてみる。

クスクスと笑う二人の声が、気持ちが合わさって。ユキヤナギの細い枝を揺らしているようだった。

「いい町だね、北森町」

「でしょ?南に負けてないよ」

カフェラテにストローをさしながら、私は北を、ハルは南の方を眺める。

「ね、カフェラテとカフェオレの違いって分かる?」

「ん?分かんない。同じじゃないの?」

ハルの質問に、わたしは首を傾げた。

「カフェオレはフランス語、カフェラテはイタリア語なんだって」

「ああ、そういうこと!」

思っていたより単純な違いに拍子抜けしていると、ハルはニヤリと笑って「それだけじゃないんだな」なんて偉そうに言う。

「なによ〜⁈」

「カフェオレは普通のコーヒーで、カフェラテは、エスプレッソなんだって」

ハルのドヤ顔は、小学生みたいで可愛い。