ユキヤナギの丘で、もう一度君を好きになる

公園の裏手に着くと少し急な階段を上り、ボンヤリとした街灯の灯りを頼りにユキヤナギの白の前に膝を抱えて座る。

丘にはもちろん、すっかり暗くなった広場にも人影はない。

少し怖い気持ちもあるけれど、怒りなのか悲しみなのか分からないこの胸の痛みを、きっとこの花が和らげてくれるだろうと信じて。


自業自得。


白い花を見つめながら、そんな言葉が頭を巡る。

私の両親、特にお母さんは昔から家族を大切にする人だった。

私が一人っ子だというのもあるが、何でも相談できるのが、いつも一緒にいるのが家族だと、口癖のように言っている。

特に最近は、私のお父さんに対しての態度が素っ気ないのを気にしているのか、その思いが強い気がする。

でもそのおかげで、私は今まで家族間はもちろん、大きなトラブルに巻き込まれることもなく過ごしてこれたのだから、感謝している。

そんなお母さんの気持ちも、分かっていたはずだったのに。

その両親の気持ちと友達を、天秤にかけて。

友達との時間を選んだことを、後悔はしていないけれど。

友達にも両親にも、素直になれなかったからこんなことになったんだ。