ユキヤナギの丘で、もう一度君を好きになる

ハルに、会いたい

それは決して叶わないことで。

頭では分かっていたつもりでも、心はそれを拒絶していて。

『僕は、いつでもここにいるよ』

そう言ったハルの優しく柔らかい笑顔を。
信じることしか、できなくて。


ああ、ハル。


今、やっと分かったよ。

ハルは、私の中にいる。

詩織の想いとともに、私の中に。

私がユキヤナギの木に、特別な思いを抱いていた理由も。

3人分の気持ちが埋まるあの場所。

私が、何も感じないわけないじゃないか。

ハルがいる、あの場所に。

流した涙は、思っていたよりも苦しくて。決してキレイなものでもなく。

それでも、霧がかかっているようにモヤモヤしていた私の頭の中に、一筋の光が、暖かい太陽のように降り注いだのも事実で。

悲しい想いだけではない、暖かな何かが、私の中に。


ねえ、ハル

私は、前に進めるのかな。