『僕はその頃の事はほとんど覚えていない、母さんの優しい笑顔と大好きだった青い小さなタオル、覚えているのはそれだけだ。
2度も志半ばで道を閉ざされた僕は、確かに不運だ。でも不幸だとは思っていない。
それはやっぱり、詩織とうたに出会えたから』
青いタオル……確かにハルが名前の書いた青いタオルを大事そうに使っていたっけ。
あの時、私は幼稚園児みたいだとからかった。
ハルは笑っていたけれど、いったいどんな思いであのタオルを使っていたのだろう。想像するだけで胸が締め付けられる。
大切な人との幸せな未来、小さな夢。それが2度も絶たれた。それを知った時のハルの気持ちなんて、私には到底分からない。
詩織とうたに出会えたから、不幸ではない。
そう言ったハルは……春太は詩織とどんな恋愛をしてきたのだろう。
再び、タイムカプセルの缶を見つめる。その古い手紙には、いったいどんな愛の言葉が綴られているのだろう。
「生まれ変わり」そんなことがあるなんて、考えられないと思うけれど。このハルからの手紙に嘘はないと思うし、タイムカプセルも確かにここにある。
もう、信じるしかなかった。
2度も志半ばで道を閉ざされた僕は、確かに不運だ。でも不幸だとは思っていない。
それはやっぱり、詩織とうたに出会えたから』
青いタオル……確かにハルが名前の書いた青いタオルを大事そうに使っていたっけ。
あの時、私は幼稚園児みたいだとからかった。
ハルは笑っていたけれど、いったいどんな思いであのタオルを使っていたのだろう。想像するだけで胸が締め付けられる。
大切な人との幸せな未来、小さな夢。それが2度も絶たれた。それを知った時のハルの気持ちなんて、私には到底分からない。
詩織とうたに出会えたから、不幸ではない。
そう言ったハルは……春太は詩織とどんな恋愛をしてきたのだろう。
再び、タイムカプセルの缶を見つめる。その古い手紙には、いったいどんな愛の言葉が綴られているのだろう。
「生まれ変わり」そんなことがあるなんて、考えられないと思うけれど。このハルからの手紙に嘘はないと思うし、タイムカプセルも確かにここにある。
もう、信じるしかなかった。



