イジワル先生とわたし







ふと、カレンダーを見てみる。


丁度、今日から2週間後が中間テストだ。


時間経つのが早く感じるなぁ。


ん?

てことは、この放課後の補修もあと2週間したら終わりになるの?





「うぅ~。」




初めの頃は、数学なんて嫌いだったし、せんせーが怖くて補習なんかめちゃくちゃ嫌だったけれど。


ユキヤせんせーは厳しいけど、教え方が上手だしものすごく丁寧で、なにより2人でいるこの時間がとても楽しかった。





「ね、せんせー。」

「ん?」

「わたしが中間で70点とったら補習ってなくなるの?」

「急にどうした。」




わたしの突然の質問に、おちゃらけたように笑うせんせー。





「普通、補習ないほうが嬉しいんじゃねぇの?」

「嬉しくない、かも、」





きょとん、とせんせーは目を丸くした。


わたしが嬉しくないなんて言ったから驚いてるんだろうな。

わたしだって、自分に驚いてるもん。


早く終わればいいのに、って思ってたのがいざとなったらこんなに寂しいんだから。





「なんか、ちょっと寂しい。」





嫌な沈黙が部屋のなかを支配する。


ですよね。

誰が好き好んで補習なんか、って思いますよねそりゃ。すみません変な子で。


わたしはなんてバカなことを言ってしまったんだと、後悔先に立たず状態だ。