イジワル先生とわたし






その後もなるちゃんにからかわれ、5限目、6限目と放課後に近づくにつれ気が気じゃなくなっていくわたし。

何も知らず授業を受けているみんなが羨ましい。


実は口がとっても悪いんだぞあの人。




そして、恐怖の放課後がやってきた。





「落ち着け…、落ち着くんだわたし…!」





準備室。

の、前で震えるわたし。


こんなに怖がる必要はないんだけれど、昨日の今日である。そしてさっきのせんせー嫌い発言。

怒られる要素満載だ。

あぁ、一体どんな仕打ちを受けるのやら…。




「いつまでそうしてるつもりだ?」

「! ユ、ユキヤせんせーいつの間に?!」




突然、声がしたので振り返って見れば悪魔の降臨。ユキヤせんせーである。


邪魔だと言わんばかりの目でわたし見下していた(身長差があるから、そう思うだけかもしれないんだけれど)。


ユキヤせんせーはわたしを軽くあしらうように押しのけては、先にスタスタと準備室の中へ入っていく。

震えていたのがバカみたく思え始めたわたしは、押しのけられたことに少しだけムッとしてせんせーの後に続いた。




「ちゃんと来たんだな。」

「そりゃあ…。」




本当は来たくなかったよ!!!

でも、行かなかった後のことを考えるとこれからのわたしの高校生活に支障が出そうなので来るしか選択肢はなかったのだ。


せんせーだって分かってるくせに。


意地悪だなぁ、もう。



ぼーっと突っ立ているとせんせーはぶっきらぼうに「ん。」と顎で、いつも使っているであろう作業机に座るよう指示をする。


顎…、顎って。

そこ座れとかもうちょっとあるでしょうに。


話せば話すほどボロが出てくるなこの人。


こんなこと本人に言えないけど。