イジワル先生とわたし







萌えた……、じゃなくて。

……燃えた。燃え尽きたよ。真っ白だ。


某ボクシング漫画の名言である。




「なるちゃあぁあぁあん!!!!」




昼休み。

4限目が終わるとそっこーでなるちゃんに泣きついたわたし。


溜まりに溜まったものがあるので、つい大声になってしまう。一気に注目の的である。

照れる。てへぺろ。


すみません、ふざけすぎました。





「昨日の放課後どうだったの?」

「それがね~。」




お昼の準備をしながらわたしは昨日のことを話し始める。


なるちゃんは終始ニヤけ顏で。

なんだかそれがちょっと恥ずかしい。





「わたしどうしたらいいですか?」

「………。」

「って、ぷふっ。楓、ほんとそれ本人に聞くこと?」





まじウケるんですけどー。

と、なるちゃん。

いや全然おもしろくないからね。


ぶすり、とお行儀悪くからあげに箸を突き立てた。

おいしい。お母さんに感謝。





「放課後が憂鬱だよ〜。」

「いいじゃない。イケメン教師とマンツーマンで勉強なんて。」

「イケメンだけど悪魔だよ?」




優等生のなるちゃん、高みの見物である。


悪魔と二人きりなんて。

きっと魂を搾り取られるくらいの勉強量なんだろうな。

恐ろしい。