束縛されちゃいました

はぁっ緊張したぁ〜。


「さぁ〜てと、準備しますか!」

私の部屋は荷物を少ししか持ってきてないせいか、部屋がとてもガランとしていてちょっと殺風景だ、いや、かなり...女の子っけのない部屋になった。

コンコン

「はーい」


「おれ、腹減った飯作れる?」

神木くんはドアからひょこっと顔を出して私に訪ねてきた。

「うん、ちょっとまってね、キッチン案内してもらってもいいかな」

「わかった、こっち」

むだに広くて長い廊下を歩いて着いたキッチンは

レストランの厨房のように大きくて広かった。

「こ、ここ?」

「見ればわかるだろ」

まじですかー...

「さ!つくりますか!」

えーと、冷蔵庫〜

でかっ!

食材もぎっしり入ってる、

「神木くんは苦手なものとか嫌いなものとかある〜?」

「ピーマンとニンジン」

「ぷっ、子供みたい」

「...」

めっちゃ眉毛のところにシワ寄ってる、

「お、おこった??」

「べつに、俺そんなに小さくねーし」

そう言ってる割に、言葉と顔があってないんですけど...

まぁいいか、

「ハンバーグでいい?」

「うん」