つぎの日
神木さんがやって来た

「きゃー!貴方が絵愛ちゃんね!かわいいって聞いてたけど想像以上ねー!」

「あ、ありがとうございます!」

「緊張しなくてもいいのよ!どうせあたしも旦那も家にはいないから」

「そうなんですか?」

「えぇ、絵愛ちゃん利のことよろしくね?」

「はい!利?男の子なんですか?」

「ええ、そうよ?美香子ちゃんから聞いてない?」

美香子ちゃんとは私のお母さんの名前。

「い、いえ、料理が出来ないってのだけ」

「あら、そうなの?まぁ、家に着いたら利に沢山質問して、仲良くなってね!」

「はい!」