「まゆ〜、ちょっと下に降りてきなさーい」

「なーにお母さん」

「今日から、神木くんのところでお世話になってね」

「え、なにそれ!いきなりどうして?!」

「あんたねー!お母さんの話全く聞いてないでしょ!
お母さん、遠くに転勤で行かなくちゃならないから神木くんのところで預かってもらうって言ったじゃない。」

あーそう言わられば聞いたような...?

「早く準備しなさいよ?明日こっちに迎えに来てくれるんだから」

「わかったよー。」

知らない人と、何ヶ月もいつ書に暮らすなんて...。

やだな、なんで転勤しちゃうのよー!

「はぁ...お母さん、いつまで転勤なの?」

「多分2年くらいは帰ってこれないとおもうわ」

「え?!2年も?!」

「大丈夫よ!神木くんの家の人たちはみんな優しくていい人だから!
でも神木くんのお母さんも、お母さんと一緒の転勤場所に行くらしいから居ないのよね
でも気使わなくてすむから絵愛にとってはラッキーかもね!」

「そんな、むちゃくちゃなぁ」

「まぁ、頑張りなさい、あ、それとあっちの子供料理ができないらしいのだから絵愛ちゃんと作ってあげるのよ?」

「...わかった」

「うん!2年間がんばってね!」

そう言ってお母さんはあたしの頭を優しくなでてくれた