「だれ…」 暗い夜の様な道。 光が、明かりが、ない。 ただ聞こえるのは今にもきえそうな…微かな私を呼ぶ小さな声だけ。 『…な』 ――聞こえないよ。 貴方を悲しませてしまうの? お願い、私の声、届いている? 『また、お前と…』 消えないで!!!