「フッ、冗談だよ。あ…でも、」



私をからかって遊んでる楽しそうな瀬那が珍しいから…あー、もういいや。なんて、思っちゃうんだもん、本当に瀬那はズルイ。


「…まだ何かあるの?」


内心もう怒るつもりはゼロだけど、もう怒ってないよ〜なんて、なんか癪だからまだ怒ってるんだから!と頬を膨らませる私に



「もう1つ、もらおっかな〜と思って、」


瀬那は楽しそうに、余裕な顔して舌を出してみせる。その顔がヤンチャで、また目が離せなくなった私は



「もう1つって、〜〜っ!「……ごちそうさま。」



まんまと、瀬那の策略にハマってしまった。



「わー!もう、甘すぎないですか/////プシュー」


なんだ今のキスは。
不意打ちすぎて全然、目閉じれなかった。



「気まぐれ。…あと、ひとつ聞いておくかな。」


「ま、まだ…何か??」



今日は、瀬那が積極的かもしれない。
自分から私に何かを求めてくる事ってあんまりないから、誕生日マジック…かな。