南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )




「な〜んだ、ヤキモチかも!ってちょびっと期待したのにな〜。」




あからさまに"残念"を身にまとった私は、口を突き出して見せるけど、そんな私にお構い無しな瀬那は、



「ん。」


「ん?」



短い言葉と共に、持っていたミルクティを私へと差し出した。




「やる。」


「え、だって…瀬那が飲みたくて買ったんじゃないの?」


「俺は甘いの好きじゃないだろ。」


「うん、好きじゃない…ね?」


「………。」


「え、…え!わ、私に買ってくれたの?わざわざ?」




うっそ!!まじ!!



飲めない飲めない飲めない飲めない飲めry



瀬那から買って貰ったミルクティなんて、もったいなくて飲めやしないよぉぉぉ〜!!




「…好きだろ、それ。」


「〜っ、あ、ありがとう!!!一生大事にする〜♡」


「…いや、早いとこ飲んで。頼むから。」



あー、もう片想いしてた頃からは考えられないくらいの幸せ。毎日 平和で、こんなに幸せでいいのかなってくらい幸せなんですけど。



よぉぉおし!!瀬那の誕生日!!
絶対 絶対 成功させてやる!!