「な〜んだ、ヤキモチかも!ってちょびっと期待したのにな〜。」
あからさまに"残念"を身にまとった私は、口を突き出して見せるけど、そんな私にお構い無しな瀬那は、
「ん。」
「ん?」
短い言葉と共に、持っていたミルクティを私へと差し出した。
「やる。」
「え、だって…瀬那が飲みたくて買ったんじゃないの?」
「俺は甘いの好きじゃないだろ。」
「うん、好きじゃない…ね?」
「………。」
「え、…え!わ、私に買ってくれたの?わざわざ?」
うっそ!!まじ!!
飲めない飲めない飲めない飲めない飲めry
瀬那から買って貰ったミルクティなんて、もったいなくて飲めやしないよぉぉぉ〜!!
「…好きだろ、それ。」
「〜っ、あ、ありがとう!!!一生大事にする〜♡」
「…いや、早いとこ飲んで。頼むから。」
あー、もう片想いしてた頃からは考えられないくらいの幸せ。毎日 平和で、こんなに幸せでいいのかなってくらい幸せなんですけど。
よぉぉおし!!瀬那の誕生日!!
絶対 絶対 成功させてやる!!


