そうと決まれば、もっと真剣に考えなくちゃ。



瀬那にとっても、私にとっても、忘れられない日にしなくちゃ。



私の誕生日は、上手くアピール出来なかったけど最終的に瀬那が会いに来てくれて、それから…だ、抱きしめてくれて…"おめでとう"って



ひゃーー/////



思い出すだけで顔が火照ってどうしようもない。




私が誕生日に貰った幸せを上回るものをあげられるかは分からないけど、自分の生まれた日に隣にいるのが私で良かったって思ってもらえたらいいな。



こういう時って、男子にリサーチする方が意外にいいアイディア貰えたりして?!

…うんうん、絶対そうだ!
そうと決まれば誰か手頃な男子は……


頬杖を付いたままグルッと教室を見渡す私。


宮坂くんは、絶対 口をすべらせて瀬那に言っちゃいそうだからダメ。


山田はもっと口をすべらせそうだから、ダメ!


えーっと、他に……



「あ、」



いるじゃん。すぐ隣の席に。



良いアイディアをくれそうなし・ま・な・か・くん☆