考えてないわけじゃないんだよ。

毎日 毎日 頭の中は瀬那の誕生日の事でいっぱいだし、何をあげたら喜んでくれるんだろうって


ない頭で必死に考えて、


なんなら休日は1人 ウィンドウショッピング三昧。



『わー!瀬那に似合いそう!』って思うアクセサリーだって沢山見つけたし、


『あ、これいいかも』って思う物も確かにあったけど。



なんて言うのかな。


もっともっと、特別感が欲しくて。





「ね、何か特別感!スペシャル!なプレゼントってないかな〜?」



瀬那が、ハッとするようなさ!
『佑麻、ありがとう。好きだよ。』とか言っちゃうようなさ!!!!


キャーーーーッ死ぬーー///////////////




「ない!…ってより、佑麻ちゃんが考えたプレゼントなら、南くんにとっては何であろうと特別なんじゃないかな?」



フワッと笑って続けた茉央ちゃんに、



「そ、そうかな?」


「そうだよ〜!きっと、佑麻ちゃんが選んだものなら南くんは素直に嬉しいと思う!」


「へへへ♡…そ、そうだよね!!」



単純な私は、まんまと変な自信を取り戻してしまった。


単純 バンザイ!!!