「佑麻が楽しそうに笑ってれば、俺も楽しい。」

「〜〜っ!!」

「だから、いちご狩りも俺が楽しめる場所で間違いないけど、文句ある?」


あー。
やっぱり、全然 勝てない。
この人を好きになってから、今まで1度も勝てた試しがない。


何も考えてないふりして、私のこといっぱいいっぱい考えてくれてて、


私が楽しそうに笑ってれば、自分も楽しいなんて。


そんなの、


「文句…ありません…」

「ん、よろしい。」



好きが溢れて仕方ないじゃん。

初デートは、瀬那にやられっ放しで…好き過ぎてどうにかなりそう。


次のデートは、絶対!私が瀬那をドキドキさせるから。

覚悟しててよね。