南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )




「………。」


あ、今 瀬那からブチッて何か切れる音が聞こえなかった?…気の所為?



────グイッ



「ひゃ…っ?!」


いきなり腰をグイッと抱き寄せられたかと思えば


「んっ、」

当たり前とでも言うように重なる唇。



そして、口の中に広がるのは甘酸っぱいイチゴで。



「……うまかった?」


「〜〜っ/////」


平然と私に味の感想を求めてくる瀬那に、何も返せない。いや、サイコーでしたけど。

そのサイコーが何に対してのサイコーなのか、自分でもよく分からなくなってるからそっとしてて欲しい。