「………。」 あ、今 瀬那からブチッて何か切れる音が聞こえなかった?…気の所為? ────グイッ 「ひゃ…っ?!」 いきなり腰をグイッと抱き寄せられたかと思えば 「んっ、」 当たり前とでも言うように重なる唇。 そして、口の中に広がるのは甘酸っぱいイチゴで。 「……うまかった?」 「〜〜っ/////」 平然と私に味の感想を求めてくる瀬那に、何も返せない。いや、サイコーでしたけど。 そのサイコーが何に対してのサイコーなのか、自分でもよく分からなくなってるからそっとしてて欲しい。