「あ、あったよ!!あったよ瀬那にぃ!!」
神様の不公平さを講義する私の耳に届いたのは、"あった"を連呼しながら嬉しそうに飛び跳ねる乙葉ちゃんの声。
「そりゃあるだろ。」
なんて余裕そうな瀬那と、今にも泣きそうな私。
怖い、怖い怖い怖い〜!!!
瀬那だけ受かって、私落ちてたらどうしよう。
瀬那と進路が離れても平気なんて強がってたあの時の自分に告ぐ!全然 大丈夫なんかじゃないよ〜〜!!
「良かったですね!おめでとうございます!佑麻さん♡♡」
えっ…?!
「わぁ〜!これでもう安心ね〜!さ、お家に帰ってお祝いしましょ!佑麻ちゃんもいらっしゃいね♡」
んん?!あれ……?!
「おめでとう!あ〜、春から大学生か〜!大きくなったな、瀬那。佑麻ちゃんと同じ大学に行けて良かった良かった!」
「わ、私……あの、」
「受かったらしいな。良かったじゃん。春からも一緒だな。」
ニッと笑って私の頭を撫でる瀬那の手。
「う、嘘…!!本当に?!……私も受かったの?!春からも瀬那と一緒にいられるの?!」
「ん、頑張ったな。」
信じられない!!全然 信じられないけど、優しく笑う瀬那が…瀬那の家族が嘘じゃないって言ってる。


