そりゃ寂しいけど。

瀬那の彼女だから。
瀬那の隣は私だけの特等席だから。



もう、不安になったりしないよ。



「だから、前にも言ったじゃん。」


「へ……」


「俺は、佑麻と離れた方が後悔する。絶対。」



"俺の知らないところで、勝手に可愛がられてたら嫌だから"




なんて、今日の瀬那は本当に素直に言葉で伝えてくれるから、私はずーっと赤面したまま。



「……瀬那、だいすき。」


「うん。」


「うん…って!そ、そこは俺も好きだよ、とか俺はもっと好きだよ!とか色々あるんじゃないの〜?!」



私の言葉をサラッと流した瀬那に、ムッとする私。
なんだよ!この野郎!
もう少し甘い展開プリーーズッ!


そんな私へと軽く視線を向けた瀬那が



「俺のが好きだよ。絶対。」



サラッと告げたそれは、



「〜〜っえ?!何、急に…/////」




「佑麻が言えって言ったんじゃん。」




私の耳へ届くと共に、私の顔をもっともっと真っ赤に染めた。あ、甘すぎる〜〜〜!!!



そんな私に"りんごみてぇだな"って笑う瀬那が好きで好きで、本当に大好きで仕方ないよ。