南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )






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「ッ、ハァ…ハァ……ッ」




いるかも分かんねぇのに、全速力で走ってきたのは資料室までの道。



資料室の手前で、肩で息をする俺は…ほんの少し足が震えてるような気もしなくもない。



もし、この扉を開けて



そこに佑麻がいなかったら俺は、佑麻を諦めるんだろうか。



もしそこに佑麻がいたら俺は、ちゃんと自分の想いを伝えられるんだろうか。

いたとしても、嶋中も一緒かもしれねぇじゃん。どうすんの、俺。


色んな気持ちがごちゃ混ぜになって、緊張して手にはうっすら汗すら滲む。




「ふぅ…。」




大きく深呼吸して自分を落ち着かせて、静かにドアに手をかける。



いて欲しい。


でも、いて欲しくない。



そんな複雑な想いで俺がここに立ってることを、佑麻は絶対に知らない。




──────────ガラガラッ