「何か考えごと?」
「んー…嶋中くんに、悪いことしちゃったなって。」
「そうかな?佑麻ちゃんは嶋中くんにとって、1番優しい答えを出したじゃない。嘘ついて嶋中くんを傷つけるんじゃなくて、本当のこと伝えて自分が傷つく道を選んだじゃない。」
「茉央ちゃん……私、バカだからかな?」
視界が滲んでいく。
いつからこんなに泣き虫になったんだ私。
「ん?言ってごらん。」
「瀬那の声が聞きたくなるの。瀬那に会いたくて仕方なくなるの。瀬那にやっぱり側にいて欲しいって泣いてすがりたくなる。…瀬那に、佑麻って呼んで欲しくて、ギュってして欲しくて、この先 瀬那がいない未来が来るのが怖い…。バカだから…忘れられないのかな?頭がよかったら、要領よくこの気持ちも…消せるの?茉央ちゃん……」
同じ学校の、同じ教室で授業を受けてるはずなのに。最後に姿を確認したのはいつだろう。


