Yuma side
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嶋中くんはあの日、真っ直ぐな目で私を見つめて言った。
『…俺にしなよ』って。
その言葉に素直に頷けたなら、今頃私は心から笑えていたのだろうか。
なんて、そんなはずない事は私が1番分かってる。
『"南くん"以外 考えられないの』
この答えに、嘘はない。
嶋中くんを傷つけることになっても、それでも嘘ついて側にいるよりずっといい。
そう思ったの。
そんな私に、嶋中くんは笑ってくれたね。
『そういう所がすげぇ好き』って。
傷つけてばっかりなのに、何でそんなこと言ってくれるの?なんで、そんなに優しいの?
なんで、私なんかを好きになっちゃったの?
「ゆーまーちゃんっ!」
「わ!!びっくりしたぁ〜」
教室でボケーッと頬杖を付きながら1人嶋中くんへの申し訳なさを募らせていた私に、茉央ちゃんがいきなり抱きついてくるもんだから心臓ちょっと出た。(盛った)


