────────────────
「へぇ〜、そうなんだ!」
「んー、噂だけどね。そのまま恋に発展したりしてね。よくあるじゃん、そういうの。」
柔らかくフッと笑う嶋中くんに、私もうんうんと頷く。
あれから近くのファミレスへと入った私達は、本当にただランチをしている。
包焼きハンバーグを頬張りながら、嶋中くんとなんて事無い会話で笑って、素直に楽しいって思える。
「いいね、青春だね〜!」
「森坂だって今まさに青春じゃないの?」
「いや、それはそうなんだけど…。」
嶋中くんの話によれば、ハイスペックドS教師 葉山先生には、現役JKの幼なじみがいるとか。
しかもうちの学校ってことは、2年の副担任を務める葉山先生のクラスかもしれないよね?
どんな気分だろう。
幼なじみが先生として学校にいるなんて!
お互い好きあってるのかな?
禁断の恋とか始まるのかな?!
キャーーー!!いいな、いいな。
私もそんな恋がしてみたかったな〜。
(※全て勝手な妄想です。)


