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あの後。


瀬那が私に向けて放った言葉は『…は?』のみ。



その時の瀬那の顔は、心底驚いている…って感じで。

瀬那は1mmも私と別れる未来を想像していなかったのかな?なんて、この後に及んで嬉しかったから重症。



そんな瀬那に『さようなら』と『ありがとう』を告げて、私はそそくさと家の中へと逃げ込んだ。




自分で、自分が何をしたのか。
瀬那に向かって何を言ったのか。



自分の部屋でベッドの中、ゆっくり思い出して、しっかり整理して、そこで初めて



「どうしよ、……私もう、瀬那の彼女じゃなくなっちゃった…。」




すごい後悔が押し寄せて来て、涙が止まらない。