『……誰に聞いたか知らねぇけど、違う。』
「……違う、と言いますと?」
…あんだけベラベラ熱弁してた私は
シュン…と効果音でも聞こえてきそうなくらい縮こまって、角を曲がればもうすぐ家に着くというのに歩く足を止めた。
『確かに離れることになったら佑麻のこと、不安にさせる自信しかない。』
「っ、……うん。」
何その、変な自信。
やめてくれよ!とは、言えず…黙って頷く。
『でも、それ以上に…』
「…うん?」
『無理だった。』
「…何が…?」
言うか言わまいか…まだ迷ってる瀬那に、焦れったさが募る私は、気を紛らわすべく再び歩き出す。
角を曲がって、見慣れた住宅街。
『佑麻が、俺のそばにいない毎日。』
「〜〜っ、な…」
ななな、なに?!
…え、夢?夢だよね、私まだカフェに居て、深い深い眠りの中だったりする?するよね?


