「……瀬那が好き。」
『…は?』
「大好き。」
『…うん。』
「瀬那には瀬那のレベルがあってさ?」
『……なんの話?』
「私には、私のレベルがあるじゃん。」
『………?』
だから、決めたよ!!
私、たった今 決めたよ。
瀬那の声を聞いたら、瀬那への愛しさが込み上げてきて、離れる辛さよりも…私、瀬那の将来を大事にしたいって気持ちが大きいことに気づいたよ。
「例え、瀬那と違う未来が待ってたとして、なかなか会えなくなったとしても、私 ちゃんと瀬那だけ見てるから。
もし…瀬那が目移りしそうになったら、また好きになってもらえるように努力するし、飽きれるくらい、馬鹿の一つ覚えみたいに好きって伝えるし、めんどくさいって思われるならヤキモチも妬かないように頑張るし……えっと、それから」
『…佑麻。』
「は…はい、」
『だから、なんの話?それ…別れ話?』
「え!!違っ!!」
『じゃあ、なんで俺とお前の未来が違うの。』
静かに、ゆっくりと、諭すような瀬那の声。
いつまでも聞いてたい、そんな声。
優しくて、温かくて、目を瞑ったら抱きしめられてるみたいな錯覚に陥るくらい
私を心地よく包んでくれる瀬那の声。
私の大好きな声。


