瀬那を学校で見かけるだけで、
瀬那と廊下ですれ違うだけで、
瀬那の声が聞けるだけで、
それだけで十分だって、思ってた、満たされてたあの頃の私はどこに行ってしまったんだろう?
瀬那と話したくて、
瀬那に笑って欲しくて、
瀬那に触れたくて、触れて欲しくて、
瀬那にはずっと、私だけ見てて欲しくて、
瀬那に好きって言って欲しくて…
いつの間にこんな欲張りになっちゃったんだろう。
…素直に、推薦入学なんてすごいね!って…良かったね!って、心から思ってあげられない彼女なんて最低だ。
瀬那の将来を、自分のことみたいに喜んであげられない私なんて、最低すぎる。


