「それでも、聞きます?」
ファイナルアンサー?みたいな雰囲気で、尚ももったいぶる紗菜ちゃんに、
それでも、私の答えは一つ。
「き、聞く…!」
…瀬那のことなら、何でも知りたい。
瀬那の彼女の私が知らないことを、紗菜ちゃんが知ってる…なんて、そんなの嫌だもん。
瀬那の1番そばで、瀬那のこと支えていたいし、私のことも支えて欲しい。
お互いがそばにいることで、お互いのプラスになるような…そんな関係になりたい。
だから、もし…私に何か不満があるなら、遠慮なく言ってくれたらいいと思ってるし、
もちろん、瀬那に不満なんて一つもないし、
いつだって全力で瀬那の色にどっぷり染まってたいって、心の底から思ってるんだよ。
「……南先輩、明の星学院大学に推薦入学の話があったみたいなんです。」
「明の星学院大学……って、」
「偏差値70以上のレベルが高い大学です。…森坂先輩がいくら頑張っても到底入れないでしょうね。」
初めて聞かされた瀬那の進路。
それも、紗菜ちゃんの口から。
私にはそんな話…1度だってなかったのに、紗菜ちゃんには話したんだ…。
瀬那の事だから、推薦入学だって有り得る事はちゃんと理解してたし、離れ離れになる事も嫌でも気付いてた。
なのに、いざ本当にそんな未来を目の当たりにしてしまえば、離れたくない。瀬那がそばにいないなんて、考えられない。
これが私の本音で、
遠くに行かないでほしい、
私の知らない瀬那にならないでほしい…って
どんどん、ワガママな私がコンニチワ。


