そんな事が頭をよぎって、どんどん私の心に闇を作っていく。
黒いぐちゃぐちゃで、モヤモヤで、消しゴムなんかじゃ消えてくれない線が、私の心のルーズリーフにどんどん出来上がっていく。
「あ、その顔…心当たりあるんだ…!」
「………、」
「南先輩に迫られたら、私 全部あげちゃうのにな〜。…森坂先輩って、本当に南先輩のこと好きなんですか?」
「………好きだよ、誰にも負けないくらい!瀬那が好きだよ!!」
「…そうですか。なら、もう一つ…いいこと教えてあげます。」
悔しくて、悔しくて…
今にも泣きそうになるのを必死に我慢する。
瀬那が好きな気持ちは本当だし、瀬那になら"全部あげてもいい"って思ってるのに…。
やっぱり、私は自分の気持ちを押し付けてばっかりで瀬那のこと何一つ考えてあげられてないのかな。
瀬那は、本当に…私といると疲れる?
今、すごく瀬那に会いたい。
ギュッてして欲しい。
それから、好きだよって…
大丈夫だよって…言ってほしい。


