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震えるスマホに気付き、半分寝ぼけながら通話ボタンを押したのはもう23時半を過ぎた頃。
私は、ベッドの中でもう少しで深い眠りに落ちる寸前だった。
「…ん…もしもし…⁈」
『…わり、寝てた?』
電話の向こう、聞こえる大好きな人の声に
「え、瀬那?!おおお起きてた!どうしたの?!」
一瞬で目が醒めるのは私だけかな。瀬那から電話をくれた…それだけのことがこんなにも私を満たしていく。
あーー!もう、大好きっ!!
『用はない…けど、寝る前にかけてみただけ。』
「…そ、そうやんだ!嬉しい…です。その、瀬那から電話貰えたの…すごく!」
訳もなく、用もなく…電話したいなって思える相手に私はなれたってこと…だよね?!そんな幸せなことってない!!
この瞬間、電話してる全てのカップルに告ぐ!!私が1番幸せだぁぁあ!!!
※とっても勘違いです。


