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「わー!森坂先輩、ケーキもいいけど、パフェも捨てがたくないですか?」
「う、うん…」
「森坂先輩も何か食べましょうよ!ほら、ガトーショコラとか、お店のおすすめみたいですよ!」
「あー、…じゃ、それにしようかな。ハハ…」
あれから近くのカフェへと移動したのはいいけれど、さっきの宣戦布告はどこへやら。
ただの中学3年生の女の子と化した紗菜ちゃんに戸惑いが隠せないのは私だけだろうか。
「あ、すみませーん!」
ウェイターさんを呼び止め、すかさず注文を始める紗菜ちゃんと、謎の緊張で吐き気がしてきた私の差は何も知らないウェイターさんが見ても、一目瞭然だと思う。
結局、自分のフルーツパフェと私の分であろうガトーショコラを注文し終えた紗菜ちゃんは
ウェイターさんが席を立ったのを見計らい、いつもの小悪魔な顔を見せる。
「…で、話なんですけど。」
「……。」
「食べながらと、今聞くの、どっちがいいですか?」
「………い、今がいい。」
相手は何度も言うけど中学3年生。
3歳も年下に、なんで私…こんなにチキってんの!
堂々と胸を張りたいのに、紗菜ちゃんの持っている独特の雰囲気がそんな私を一瞬で覆い尽くしてしまう。
「ガトーショコラ食べずに帰ることになっても…後悔しないでくださいね?」
私のした選択に、クスリと笑って。
それから、再び口を開いた紗菜ちゃんの第一声は


