「じゃ、俺 もう行くけど…」
「ん、大丈夫!ちゃんと帰ってLINE待ってるから。」
いつもより少しだけ、私を残して立ち去ることを躊躇ってる瀬那に、いつも通り笑顔を向ける。
そんなに心配しなくても、子供じゃないんだから飴ちゃんにつられて変な人についてったりしないよ?
……ケーキワンホールとかだったら、少し迷うけど…で、でも!ついていかない!
…そりゃ瀬那のサッカーしてるところをずーっと眺めてたい気持ちは山々だけど、瀬那の迷惑になることはしたくないし。
って、彼女が見学してるのを迷惑がる彼氏っているのかな?!
兎にも角にも、
「私は、平気であります!!」
「ん。……じゃあ、後で連絡する。」
私の笑顔を見たあとで、少し困ったように笑いながら片手をあげて去っていく瀬那。
「頑張れ瀬那〜!」
その背中に、それだけ叫べば
瀬那の足が止まって、ゆっくり私に振り返る。


