南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )



あんな恥ずかしくて抹消してくれてもいいような記憶…いつまで覚えてるつもりだよぉ。



「やっぱりあの人が奈楠さん…?ってことは、お兄さんの彼女さんだよね。綺麗な人だった!」


「そ。……兄貴の彼女相手にどっかの誰かさんは嫉妬してたけどな?」


「……あ、あれはだって…お兄さんの彼女さんだって知らなくて。」


「あれがキッカケで俺のこと名前で呼ぶようになったっけ。懐かしいな。」



ふっ、と笑ってあの日を思い出しているらしい瀬那を見て、瀬那も私と同じように日々「好き」の気持ちが増してくれてればいいな…なんて思った。