南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )


「な、……ななな/////」


「…佑麻がキスせがんだんだろ?…ざまあみろ。」



何度もいうけれどここは、ここは人通りの多い街の中。


カップルやら子連れの家族で賑わっていて、すれ違う人たちみんなに私達のキスを…み、み、見られた〜?!


「み、みんな見てるよ〜/////」


「…して欲しかったくせに。」



ニヤッと笑う瀬那に、恥ずかしさで顔から火が出そうな私。


たまに発動する、瀬那の大胆スイッチをどうにかして欲しい。普段はあんなにも人前で目立つことを嫌がるくせに!!!



「ふ、不意打ちばっかり。」


「たまには、こんなのもアリかな…って。」



あー、もう!!

瀬那が好きすぎてどうにかなりそうだ。
心の中にあったモヤモヤも、不安も…寂しさも、こうして瀬那に触れてたら溶けて消えてしまう。



「好き〜!好きすぎる〜、どうしよう、あーもうどうしよう〜!」


「うるさい。」


これからも瀬那を信じて、揺るがない愛をもっともっと捧げちゃうから覚悟しててよね!!?