とりあえず一通りの荷物を渡された俺達は遂に異世界へと旅立つ。

「それでは二人ともあそこにある魔方陣に入って下さい。」

クレアは魔方陣のあるところを指差す。

俺と海里はその魔方陣に入るとクレアは何やら呪文っぽい何かを唱える。唱え終わると魔方陣は光り輝きだした。

「うおっ・・・眩しいっ!」

「眩しくて目が痛くなりそうね」

俺はこの光に驚くが海里は特に驚く事無く冷静であった。

「それでは後30秒程で異世界に転送されます。二人とも旅の無事を祈っています。またあちらの世界で会う日が来たら宜しくお願いしますね」

クレアがそう言って微笑むと魔方陣は更に光り輝いて、俺達二人はいつの間にか気を失ってしまう。