少年side
俺は見た時目を疑った。
月明かりに照らされてきらめくような漆黒の瞳。
透き通るような白い肌。
月を羨ましそうに見る彼女が
俺には輝いて見えた。
だけど、彼女は手も足も細く
手錠と足枷がついていた。


“監禁”

いやな言葉が頭を横切る。
こんな森の奥に監禁されている少女。
あの子が誰かなどわからない。
だだ...

救いたいと思った。

少年side END