ガチャ...

誰かが来た。

「あ、起きたんだ。おはよう。」

「...」 誰?

コワイ。

「ねぇ?聞いてる?
おはようって言ってんのがわかんねーのかよ。」

コワイコワイコワイコワイコワイ。

「あ、...や...。」

コワイコワイコワイコワイコワイ

「体に覚えさせないと行けないなぁ。((ニィ」

男はこっちに近付いてくる。

コワイコワイコワイコワイコワイ。

「や、だ...こない...で...」

「ん?君に拒否する権限がどこにあるの?
俺には向かってんじゃねーよ。」

バシッ

痛い。

「わかった?“僕”には向かったらどうなるか。」

いやだ。やだ。やだやだやだ。

「返事は?」

「...はい。」

「うん。いい子だね。」

もう君は逃げられないよ。君は僕のものだ。
そう言って男は出ていった。
何故か抵抗ができなかった。
男が私に向ける目が...


とてつもなく悲しそうだったから。