「別に気を悪くはしてないけど?私、言わなかったけ?話しかけるなって」 『そうですか。でも興味あるんで』 「こっちは迷惑してるの。先生にまで迷惑かけて。そんなのも分かんない?」 私は何者になってもいい。 でも先生にまで、こんなことで迷惑かけられない。 「お前ら!いい加減にしろ。後藤もさっさと教室戻れ。」 怒鳴る山田先生。 その声でこの保健室は一気に静まり返った。